振り向くキミの笑顔が眩しくて

気付いたらアイドル沼。好きなものを好きなように。

「Wanna One」という物語の終わりに寄せて

2019年1月27日。
ワナワンの最後のコンサートが終わって、彼ら11人のグループとしての物語が幕を閉じた。

約1年半は短いようで、それなりに長くもあって、彼らはたくさんのことを達成したし、たくさんのものを届けてくれたと思う。
だけど、やっぱり短かった。
本当に、ワナワンがいない世界はとても寂しくてしかたないです。
彼ら1人1人がいなくなったわけでも、芸能界から引退したわけでもないけど、「Wanna One」というグループを愛しているんだなということを、映画館の席で痛いほど感じていました。
ただの箱推し女の戯言だけど、彼らのグループとしての成長をそばで見ていたかった。
これからどんなグループになっていくのか、ずっとずっと見ていたかった。

でも、こんなに終わって欲しくないと願っているのに、ワナワンが「終わり」を迎えたことを、とても深く理解している。そして、そのことを心から嬉しく思う私がいる。
彼らの物語の終わりに立ち会えた幸せを、私はこれからずっと抱えて生きていけるから。

「PRODUCE101 season2」からはじまった彼らの物語は、ずっと奇跡のような瞬間ばかりだったけど、はじまりのときからずっと、終わりはそこにあった。
だからこそ、ひとつひとつのことを噛みしめるように、どこか生き急ぐように懸命に、だけどとても楽しそうに無邪気に、彼らは愛して、努力して、笑って、泣いて、そこで精一杯輝き続けてくれた。

運命のように出会った11人の物語は、必ず「終わり」があるけれど、この「今」がきっと「永遠」になると、確信にも満ちた姿で示し続けてくれたのだと思った。そのことに最後の最後で気が付いた。
それは、メンバーとファンどちらもの切実な祈りでもあり、終わりが近づくにつれて色濃くなっていった。忘れないように、そのために私たちは約束を交わすんだ。

美しくて、眩しいその物語を、とても大事に、すぐに取り出せる場所に置いておく。
今はまだつらいけど、大切な宝物のようなキラキラとしたこの物語をいつでも読み返せるように。そのたびに、この瞬間の素敵な気持ちも一緒に取り出せるように。

 

グァンリン、あなたは最後まで毅然として、とってもかっこいいマンネだった。
一番若いし、外国だし、ダンスもラップも、どんなに大変だっただろうと思うけど、ひよこ練習生だったあなたは、もういません。

デフィ、誰よりも魅力的なアイドルのあなた。
その才能を惜しげもなく発揮する姿が、本当に眩しかった。
自分を信じて、まっすぐまっすぐ歩いていってほしい。

ジニョン、本当に顔が小さくて、何度も目を疑いました。
飄々とした空気をまといながらも、弟らしいかわいらしさと確固たるかっこよさと美しさを兼ね備えたあなたが前を向いてくれてよかった。

ジフン、どこまでもあざとく、自分の魅力を客観的に把握して、魅せることのできるあなたの強さを、本当に心強く思っていました。
その外見の愛らしさとはギャップがある男らしさが、本当にかっこよかった。

ウジン、あなたの舞台で見せるパフォーマンスのすべてが大好きだった。
その力強いラップもダンスも、そしていたずらっぽい表情も、すべて魅力的で忘れられない。
タンクトップを破ったことは、たぶんこれから先も何度も思い出しては笑ってしまうと思う。

ジェファン、あなたの歌は本当に本当に素晴らしいです。ワナワンの誇るべきメインボーカル。いつまでも、ずっと歌い続けてほしい。
サイコパスとしか思えないところも大好きだけど、こらえきれずに歯を食いしばって涙を流したあなたの顔を忘れません。

ダニエル、最初からずっとそのカリスマ性で、国民のセンターでした。きっとこれからもずっと。
舞台上での色っぽさも、かっこよさも、小学生みたいな子供っぽさも、なにより楽しそうにダンスをする姿も、すべてが大好きにならざるを得ない存在でした。
あなたが絶対的なセンターとしてそこにいてくれたから、ワナワンはワナワンだったと思う。

ソンウ、ずっとあなたは完璧でした。
ダンスも歌も、トークも、ビジュアルも、なんでこんなに完璧なんだろうといつも思いました。ブレることなくそこにいてくれた安心感を忘れられない。
一方で、とっても感性的なところが愛おしくて、仕方なかった。きっと幸せになってほしい。

ソンウン、妖精のように軽やかだけど、力強いパフォーマンスにいつも胸を打たれていました。あと唇が本当にセクシーでうらやましい。
友達のようでいながら、お兄ちゃんとして面倒みのよいあなたの優しい表情が大好きでした。

ジソン、愛すべきリーダー。あなたがいたから、私はワナワンを好きになれたと思う。
あなたの目がなくなる笑顔が大好きだった。あなたの涙も大好きだった。あなたが弟たちを見る、その優しいまなざしも大好きだった。そして、歌っているときにとっても愛おしそうにファンを見る顔が大好きだった。
あなたはこれからもあなたのままで、愛の多い人でいてほしいし、愛されていることをもっと気づいてくれたらいいなと思う。

ミニョン、あなたはいつも格段に美しかった。
まるで光を放っているように、彫刻のように美しくて、何度も何度も息をのむほどにキレイだった。歌っているときは特に美しかった。
その顔とは少しギャップがあるくらい、いい筋肉を持った身体もとてもきれいだった。いつまでも見ていたくなるほど。
しっかり者でみんなのお母さんのような面を持っていながら、よくわからないところで一人で笑って、急にテンションが上がったりするかわいいところも、とても愛おしかった。
あなたのその優しい笑顔をこの目で見たことを、触れたことをずっと忘れない。

 

 

Wanna Oneを、Wannableを愛してくれてありがとう。
ずっとずっと、その愛を覚えています。
運命のようなこの出会いを忘れません。